2025/09/17 更新のご案内
Reports内に2024年の活動報告書を追加しました。
医療領域における女性医師人口は年々増加の一途にあり、胸部外科領域においても例外ではありません。過去数十年間にわたり、主として男性の労力に依存してきた胸部外科領域においても、性別を問わず人材を確保し体制を整えることは、良質な医療を提供し続ける上で今後の重要な課題であるとの認識・要求が高まりつつあります。そしてこの課題は胸部外科領域に限られた問題ではありません。
本会は、胸部外科学会会員(特に女性医師)相互の連携および他の学会との連携を計り、胸部外科領域における女性医師の臨床面および研究面でのcareer確立・発展を助長し、幅広く胸部外領域における医療・医学に貢献することを目的とし、2006年に設立・活動を開始いたしました。
Reports内に2024年の活動報告書を追加しました。
日本胸部外科女性医師の会(Women in Thoracic Surgery in Japan)は創設20周年を迎えました。温かく支えてくださった皆様、ご講演を賜りました講師の先生方に心より感謝申し上げます。
日本胸部外科学会総会中に1時間程度の会合を設け、講師の先生方と参加者による活発な対話を通じて、多様な視点に触れ、思考を深めてまいりました。医療の現場が多様化し、価値観の揺らぎが生まれる今、異なる背景を持つ方々との対話は、視野を広げる貴重な機会となります。20回目の今回のテーマは「Beyond Borders ─ 個の力が拓く胸部外科の未来」。境界を越えるという行動だけでなく、境界そのものを見つめ直し、より開かれた仕組みや文化を育てていこうという思いを込めています。個の力が活かされる環境づくりには、制度の柔軟性や透明性、そして対話の積み重ねが欠かせません。
会の冒頭では、20年前に当会を設立した齋藤綾先生がこれまでの歩みを振り返り、活動の原点や変遷を参加者の皆様と共有することで、次の一歩を考える土台を築きたいと思います。続いて、オクラホマ大学で心臓血管外科医としてご活躍の豊田名菜先生をお迎えし、米国におけるキャリア形成や制度の実情、専門性の評価、働き方の選択肢などについて、実体験を交えながらご紹介いただきます。
個の力が尊重され、誰もが自分らしいキャリアを築ける未来をどのように描いていけるか。皆様と共に考える時間となれば幸いです。事前参加登録は不要で、男女、年代問わず、広く皆様のご参加をお待ちしております。
皆様との交流を目的としたソーシャルナイトを開催いたします。
お気軽にご参加ください。おいしいお食事とお飲みものをご用意しています。
なお、人数を把握させていただきたく、10月10日までに参加登録をお願いいたします。
男女、年代問わず、皆様にご参加いただけますと幸いです。
Reports内に2023年の活動報告書を追加しました。
「日本胸部外科女性医師の会(Women in Thoracic Surgery in Japan)」は18年目を迎えることができました。これも皆様方のご支援とご協力あってのことと心より感謝申し上げます。
右記の通り会合を開催します。
今回は、テーマを「ライフサイエンス業界におけるDiversity and Inclusion-リーダーシップとキャリア形成」とし、2名の講師をお迎えして、第76回 日本胸部外科学会定期学術集会(齋木 佳克会長)会期中に下記の通り開催することとなりました。Elaine Tseng先生は米国で心臓外科医としてご活躍で、ワークライフバランスとキャリア形成、リーダーシップ、臨床医として研究を進めることなどをお話しいただきます。梶川 麻里子先生は、臨床医として勤務された後、2005年にバイエル薬品株式会社に入社されました。臨床開発担当者として、イグザレルト®の開発をはじめ多くの製品開発に携わられ、2018年から研究開発本部長および執行役員にご就任され、日本の臨床現場にいち早く新薬を届けられるよう組織を率いておられます。キャリア形成のみならず、国際的視野に立ったDiversity and Inclusion推進がもたらす価値と現状の課題についてお話しいただきます。
若手医師や女性医師のみならず、ダイバーシティ推進支援をご担当の先生方にもご参考にしていただけると考えています。医学生・研修医を含めて性別や世代を問わず広くお声がけをお願いいたします。